補助金の給付を受けるための申請・面接のコツ

経済産業省が管轄する補助金は、返済不要の資金であるため、起業家や小規模事業者などにとっては非常に心強い制度であるとえいます。補助金の額は多種多様であり選択の余地がある一方、その審査は非常に厳密で厳しいともいわれています。ここでは、補助金の給付を受けるコツについて説明していきます

 

補助金申請で心証の良い書類を作成するコツ

補助金の申請を行うと、厳密な審査を経て採択か否かが決まります。ここでは、審査担当者の心証を少しでも良くするための書類作成のコツについて整理していきます。

 

公募内容をスピーディーにキャッチする

補助金といっても多種多様であり、その数は数百件にものぼるといわれています。どのような目的の補助金でどのような事業が対象になるのか、金額はいくらかなど、条件がそれぞれ異なっているため、適切な補助金をピックアップするだけでも一仕事になるでしょう。常に情報アンテナを張り、事業スタイルや求める条件に合致する補助金情報をキャッチできるよう備えておくことが大事です

 

書類はよく練って作成する

補助金の申請にあたってさまざまな必要書類を提出する必要があります。特に重要視されるのが事業計画書だといわれているため、以下の点を意識して計画書を仕上げるよう心がけましょう。

 

  • どのような背景から今回の対象事業の展開にいたったか
  • 具体的な事業内容はどのようなものか
  • 対象事業で目指すものは何か

 

これらのことをわかりやすく事業計画書に整理することが大事ですが、誤字脱字や難解な言い回しを避けるなど読みやすさにも配慮し、審査担当者によく理解してもらえるよう工夫することも大切です。

 

添付書類を提出して参考にしてもらう

基本的な提出書類に加え、客観的に事業が評価されていることを示す以下のような書類を添付することもひとつの策です。

 

  • お客様の声
  • 顧客数や販売数の増加グラフ
  • メディア掲載資料 など

 

自社のパンフレットを加えてもいいでしょう。大切なのは審査担当者が自分の会社や取り組んでいる事業について関心を持ってくれることですから、アピール材料となるものは積極的に添付することをお勧めします。

 

補助金の申請で面接がある場合のコツ

書類審査だけではなく面接を経て採択が決まる補助金も存在します。このような場合、事業者にとっては緊張の場となりそうですが、担当者に直接熱い思いや客観的データを伝える良いチャンスと捉えることが大事です。たとえば、次に挙げるような点は特に気を付けて伝えるようにしましょう。

 

写真やグラフなどを使った説明を行う

言葉だけで説明すると、ときに冗長になりがちです。そこで効果的なのが視覚への刺激です。事業の様子がわかる写真や動画や顧客数・販売数の推移を表したグラフなどは、提出書類としてだけではなく、面接時にも同じものを用いて端的かつ魅力的に伝えると、より審査担当者の心に残ることになるでしょう。

 

思いを率直に伝える

人の心を動かすのは何といっても「熱い思い」であることに違いありません。補助金の採択を決める面接の場において「思い」だけで可否を決めることはないものの、審査担当者の心証に影響を与えるだけの効果は期待してもいいでしょう。事業のコンセプトは何か、自社の商品・サービスを通して社会にどう貢献したいのかなど、熱意を持って具体的に伝えることを意識してもいいかもしれません。

 

まとめ

補助金を得るために最も重要なことは、事業計画書の原案をしっかりと練り上げたうえで造りこむことです。5W1Hに基づいて「誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように」を明らかにすると、情報が整理され読みやすくなり、担当者としても非常に理解しやすくなります。添付資料をあわせて提出したら、面接では書類だけでは伝えきれなかったことを表現するといいでしょう。いずれも理路整然と、簡潔かつ情熱をもって取り組むことが大切になります。

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